本の仕事をしている人たちで集まる会in北海道

北海道で行われている「本の仕事をしている人たちで集まる会」のブログです。会の様子などを投稿していきます。

第3回本の会 in がたんごとん

こんにちは。
西15丁目にある古いビルの一室にて「ほうきのアトリエと本の店 がたんごとん」

ほうきのアトリエと本の店「がたんごとん」 (@gatangotonshop) | Twitter

を営む吉田茜と申します。

さて、去る1/27(日)「本の仕事をしている人で集まる会in北海道」(以下、本の会)の第3回が、弊店を会場として開催されました。狭い店内に店主含め計14名がギュウギュウに集まり、本やその周辺のあれこれについて語り会う濃厚な2時間。その内容をさらっとレポートさせていただきます。

参加者は、本の執筆、出版、販売、そして図書館などに関わる仕事をしているみなさん。さらに読書を広げる活動をしたり、趣味として本を愛している方もおり、まさに本に関わるオールジャンル。

では最初にと、挨拶代わりの自己紹介が一巡して一息ついた瞬間、待ってましたとばかりにあちらやこちらでトークが始まり、一気に白熱する会場。初対面の方も多いはずなのに、「本」を媒介にあっという間に交流が深まった様子(ギュウギュウな距離感も功を奏したのかもしれません)。

 

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第3回本の会inがたんごとん

お互いの業界について質問し合ったりと、主に情報交換(というか、単純に知りたいことを聞く!)が盛り上がっていたようですが、ノンストップのトークが一段落した頃、文学フリマ札幌の代表を務める奥村哲哉さんがスッと手を挙げ「お聞きしたいのですが、文フリ(文学フリマの略称)って実際どうですか?」と、超・直球の質問を投下。
(※「文学フリマ」とは、一言で言うと文学に特化した同人誌の即売会です。詳しくは公式サイトをどうぞ→文学フリマ | 小説・評論・詩歌 etc.の同人/商業作品展示即売イベント

 

詳しく聞いていくと、奥村さんの思いは熱く「文学フリマを(札幌の文学の)交流の場にしていきたい」と。そのためにも内容をより良いものにし、参加者の満足度を上げ、来場者数を増やすべく試行錯誤しているそうです。本の会の参加者からは、イベントや会場場所の検討、宣伝方法など多方面から様々なアドバイスが飛び交い、”応援したい”という気持ちが根底に流れる温かな議論が行われました。

がしかし、ギリギリの人数で当日までの準備を行い、当日も含め”運営スタッフ絶賛募集中!”という現状。「まずはここでスタッフを募集することです!」と、内情を知る寿郎社・文平さんからの鋭いツッコミに笑いが起こり、奥村さんへ期待とエールを送りながら、議論は幕を閉じました。

その後、恒例の本の交換会も行い、まだまだ話し足りない様子で帰られていったみなさん。

あっという間でしたが、大変充実した時間になったかなと思います。
ご参加ありがとうございました。

私自身、今回初めて参加したのですが、「本について、自分と同等の熱量で語り合える相手が周りにいない!嗚呼、話したい!フラストレーションたまってます!」そんな方に、がんがん参加して欲しいなと感じました。

次回の本の会は、3月頃の開催を検討しているようです。主催はバトンタッチし、会場は別の場所になります(うちのキャパではこれ以上の人数は入らないので)。

どうぞお楽しみに。